KORG SP-170の徹底解説、比較

KORG SP-170

コルグの電子ピアノ最安モデル。
シンプルに、リーズナブルにピアノ演奏を楽しむことの出来るモデルです。
2011年1月発売。(元機種は2009年12月発売)


主な特徴

  • 強弱表現:強弱が段階的に変化(元の音色を3段階で用意)
  • 鍵盤:1レベルセンサー
  • ペダル:一定のかかり具合のみ
  • 音色数:10
  • 曲再生:ピアノ音のみ
  • その他機能:ー
  • 付属品:フットスイッチ(スタンド、椅子、ヘッドフォンは基本的に付属しません)
  • 「なるべくリーズナブルに」、「キーボードと電子ピアノどちらにしようか迷っている」という方に最適なモデルです。

    長く使える、生ピアノで演奏する感覚や技術をしっかり学びたい、という方は、上位機種と比較してご検討ください。

    下位機種との違い

    下位機種はありませんので、キーボードとの違いを解説します。

    キーボードと電子ピアノの最も大きな違いは、鍵盤の数と重さです。
    キーボードは61鍵盤、ないし76鍵盤のものが多く、電子ピアノは生ピアノと同じ88鍵盤です。
    また、キーボードは軽いタッチの鍵盤ですが、電子ピアノは生ピアノに似せて重い鍵盤を採用しています。

    ですので、ピアノを習う際、「キーボードでは全く練習にならない」、と言ってよいかと思います。

    逆に、幼稚園くらいのお子様の場合、ピアノを習う前の段階(リトミックなど)、電子ピアノでも鍵盤が重すぎる場合、キーボードを選んでも良いかもしれません。
    シンプルなキーボードであれば、ヤマハのNP-11(61鍵盤)、NP-31(76鍵盤)というモデルがお勧めです。

    上位機種(LP-350)との違い

    LP-350はSP-170と比べると、

  • 鍵盤のタッチが向上
  • スタンドが付属(取り外しての使用は出来ません)
  • ペダルを3本搭載
  • ペダルを踏み込んだ際の音が段階的に変化
  • という違いになります。
    鍵盤、ペダルが良くなりますので、ピアノとして堅実な演奏感の向上が期待出来ます。
    LP-350はペダルが固定されていますので、演奏に従って場所が変わっていってしまうこともありません。
    逆に、持ち運びをして使う場面があるのであれば、SP-170の方が良いかと思います。

    他メーカー同価格帯との違い

    CASIO PX-135

    他メーカーと比較する際は、一番は音色と鍵盤のお好みを最優先するのが良いでしょう。
    しかし、コルグとカシオを比較すると、演奏性を重視するなら、やはりコルグがお勧めです。

    その上で機能を比較すると、

    SP-170の優位点

  • 特になし
  • PX-135の優位点

  • 3センサー鍵盤
  • 最大同時発音数が128
  • 音色を18種搭載
  • と、機能面ではPX-135の方が充実しているようにみえます。
    しかし、実際に演奏してみると、PX-135はカタログスペックのような強弱表現や演奏性が感じられません。
    この2機種を実際に演奏してみても、それほど差を感じませんので、見た目、ブランド、価格差を含めた好みでお選びください。

    カラーバリエーション

    2色の基本ラインナップがあります。3本ペダルのDXモデルは黒のみです。
    また、オプションのスタンド、3本ペダルのセットをラインナップしている店舗もありますので、必要に応じてお選びください。
    メーカーに在庫があれば、最短で5日後にはお手元に届きます。

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