ROLAND LX-15の徹底解説、比較

ROLAND LX-15

ローランドの電子ピアノの最上位モデル。
ローランドの考える「ピアノらしさ」を全て搭載し、演奏者の環境、好みに合わせて、「自分用ピアノ」として仕上げることの出来るモデルです。
また、見た目の上質さにもこだわったモデルです。
2011年10月発売。


主な特徴

  • 強弱表現:無段階(元の音の強弱を3段階で準備)
  • 鍵盤:3レベルセンサー 88鍵全てで重さが変化 グランドピアノのクリック感を再現
  • ペダル:踏込を段階的に検出 広がり○ 踏み込むほど重くなる
  • タッチを100段階で調整可能
  • ピアノサウンドを広範囲に、細やかに調整可能
  • 座った位置を中心に、奥行きと広がりのある生ピアノに肉薄するサウンドを実現
  • 音色数:40+307
  • 曲再生:フルオーケストラ
  • その他機能:2人で練習できるツインピアノモード
  • 付属品:高低椅子、ヘッドフォン
  • 「生ピアノに肉薄するサウンドで演奏したい」、かつ「タッチも音も細やかに調整して、自分用のピアノとして最高のものが欲しい」という方に最適なモデルです。
    音、鍵盤ともに素晴らしい仕上がりでありますが、このモデルの最も大きな特徴は、多彩な調整機能です。

    タッチが100段階で調整可能で、自分の好きな鍵盤の重さに調整が出来ます。

    「先生のところのピアノは、もう少し鍵盤のタッチが重い」であったり、
    「この曲はまだ自分は指が追いつかないから、少し軽くして弾けるようにする」
    といった細やかな調整は、タッチが100段階で調整できるHP507以外の機種には出来ない調整です。

    同様に、音色も細かく調整することが出来ます。
    これも、「先生のピアノ」の音色を再現して違和感なく弾いたり、「ハンマーが弦を叩くときのノイズまで感じて弾きたい」などの演奏感に直結するような発音まで自分の好みにしていくことが可能です。

    「レッスンで弾くときと、楽しんで演奏するとき」、「先生のピアノと学校のピアノ」など、複数の環境でピアノを弾く際の違和感をなくすような使い方もでき、長く使い続けることの出来るピアノです。

    下位機種(DP90)との違い

    どの機種を下位機種とするかは難しいところですが、スタイリッシュな見た目のDP90と比較します。
    LX-15は、DP90から比べると、

  • タッチの調整が100段階に(DP90は5段階)
  • ピアノとしての基本の音、鍵盤から指を離した際などの細かい音をしっかり調整
  • 生ピアノを弾いているような音場感
  • と、かゆいところに手の届く性能アップになります。
    「100段階のタッチ」と聞くと、「そんなに要らない」と思う方もいらっしゃると思いますが、これは非常に大きなメリットで、
    「先生のところのピアノはもうちょっとだけ鍵盤が重い」というような場合に、細やかな調整が可能になります。
    逆に、指がついていかなくて、まだ弾けないような曲でも、弾けるくらいに軽く調整して楽しむことも出来ます。

    音色を細かく調整できることも、単に好みの音で弾くと気持ちが良い、ということだけではなく、演奏表現に直結します。
    「生ピアノらしさを全て搭載した上で、自分の環境に合わせた最高の電子ピアノが欲しい」という方にはHP507がお勧めです。

    他メーカー同価格帯との違い

    YAMAHA F01(MODUS)

    他メーカーと比較する際は、一番は音色と鍵盤のお好みを最優先するのが良いでしょう。ヤマハはすっきりとした演奏者視点での音色、ローランドは豊かに響く観客視点での音色に調整されているように感じます。

    その上で機能を比較すると、

    HP507の優位点

  • タッチを100段階で調整可能
  • フルオーケストラでの曲再生
  • F01の優位点

  • 木製鍵盤
  • と、どちらもそれぞれに良さがあります。
    ただ、F01は2007年11月発売と少し古い機種ですので、全体的な性能はLX-15が上回ります。
    この2機種を比べるのであれば、性能よりも見た目の好みかもしれません。
    より設置場所に合う方の機種をお選びください。

    カラーバリエーション

    2色のラインナップがあります。
    メーカーに在庫があれば、最短で5日後にはお手元に届きます。

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