「余計な機能」という誤解

よく、「余計な機能は要らないから、なるべく安い電子ピアノが欲しい」という方がいらっしゃいます。

しかし、これはほとんどの場合は誤解で、電子ピアノは、色々な機能が入るから高くなるのではなく、生ピアノに近づくために高くなっていくのです。

具体的には、どの電子ピアノにも標準でつく機能として、以下のものがあります。

  • 音色を変える機能
  • メトロノーム
  • 録音、再生
  • タッチを変える機能

また、機能とは少し違いますが、ボリュームを変えることが出来、ヘッドフォンで音を聴くことが出来ます。
ヘッドフォンは、紹介している全ての機種で、二本接続することが出来、先生と生徒、親と子供、兄弟で、などでの演奏や指導が可能です。

これらの機能は、どの機種にも入っていますので、それを削って安価なモデル、というのは存在しません。
「こんなにボタンがついていなくていい」という要望も同様で、上記の機能分のボタンは、どの機種にも搭載されてしまいます。

見た目としてボタンを嫌う方は、ローランドとヤマハの一部の機種では、フタを途中まで閉めることで、ボタンを隠す機構がついているモデルがありますので、そちらをご検討ください。

逆に、楽譜を表示したり、レッスン機能だったり、リアルタイムでの演奏の補佐機能がついている機種もあり、そういった機種は、その分のコストがかかっています。

多機能型は、ピアノ自体の性能として向上するわけではありませんが、楽しくだったり、効率よく練習するのには、とても役立ちますので、せっかく電子ピアノを選ぶのであれば、予算に余裕があれば検討したいところです。

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