KAWAI CA13の徹底解説、比較

KAWAI CA13

カワイの電子ピアノのエントリーモデル。
市場に出ている電子ピアノの中で、最も安価に木製鍵盤を搭載しているモデルです。
2010年9月発売。

主な特徴

  • 強弱表現:無段階(元のピアノ音を強弱で複数音用意)
  • 鍵盤:木製鍵盤 象牙調鍵盤 
  • ペダル:踏込を段階的に検出 広がり○
  • 音色数:8
  • 曲再生:ピアノ音のみ
  • その他機能:
  • 付属品:高低椅子、ヘッドフォン
  • 「なるべくリーズナブルに」、「木製鍵盤の電子ピアノが欲しい」という方に最適なモデルです。

    ピアノを弾く上で必要な演奏方法にほぼ全て対応しています。
    ピアノを学ぶ上で最低限必要な機能が揃っているモデルと言えます。
    より細やかな表現、演奏感、機能を求める方は、上位機種と比較してご検討ください。

    下位機種(CN33)との違い

    CA13は、CN33から比べると、

  • 鍵盤が木製に
  • なります。木製鍵盤にコストをかけた分、逆に落ちる性能として、

  • 鍵盤を押さえた際のクリック感
  • 音色が36⇒8音に
  • ピアノ全体での共鳴音の再現
  • コンサートマジック非搭載
  • がグレードダウンする点です。その他の細かい機能もCN33の方が多く搭載しており、一概に上位/下位機種とは言えない面があります。

    木製鍵盤であることを重視し、ピアノの演奏にだけ集中したい方は、CA13を。
    木製鍵盤にこだわらず、楽しんで演奏をしたい方はCN33を選ぶと良いでしょう。

    鍵盤、機能面を合わせた、総合的に上位の機種は、CA63になります。

    上位機種(CA63)との違い

    CA63は、CA13から比べると、

  • ピアノ音の強弱表現が飛躍的にアップ
  • 音色が8⇒60音に
  • ピアノ全体での共鳴音の再現
  • コンサートマジック搭載
  • 曲をフルオーケストラで再生
  • USBメモリ対応
  • となります。木製鍵盤であることを優先してピアノとしての性能を削っているCA13に対し、CA63は総合的に生ピアノらしさを実現しています。

    具体的には、ピアノ音の強弱表現がグレードアップし、鍵盤を離した際のノイズやピアノ全体での共鳴音も再現。
    細やかなタッチや豊かな鳴りによる音感の育成も期待できます。

    木製鍵盤であることを最優先してコストを抑えるならCA13、ピアノとして不足のない性能を求めるならCA63を選ぶと良いでしょう。

    他メーカー同価格帯との違い

    YAMAHA CLP-430

    他メーカーと比較する際は、一番は音色と鍵盤のお好みを最優先するのが良いでしょう。
    カワイは強弱のはっきりした重厚感のある音色、ヤマハはすっきりとした演奏者視点での音色に調整されているように感じます。

    その上で機能を比較すると、

    CA13の優位点

  • 木製鍵盤
  • 象牙調鍵盤
  • ペダルを踏み込んだ際の自然な音の伸び
  • CLP-430の優位点

  • 小音量での演奏時に弱い音を聴きやすくするIAC機能
  • USBメモリでの曲再生
  • と、なります。木製鍵盤を重視するならCA13、総合的な機能面ではCLP-430が優位です。

    カラーバリエーション

    3色のラインナップがあります。
    メーカーに在庫があれば、最短で5日後にはお手元に届きます。

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