ROLAND DP90の徹底解説、比較

ROLAND DP90

ローランドの電子ピアノの省スペースモデル。
他社の同価格帯と比較しても基本的な演奏表現が充実しており、長く使える電子ピアノです。
2012年6月発売。


主な特徴

  • 強弱表現:無段階(元の音の強弱を3段階で準備)
  • 鍵盤:3レベルセンサー 88鍵全てで重さが変化 グランドピアノのクリック感を再現
  • ペダル:踏込を段階的に検出 広がり○ 踏み込むほど重くなる
  • 音色数:40+307
  • 曲再生:フルオーケストラ
  • その他機能:2人で練習できるツインピアノモード
  • 付属品:ヘッドフォン (椅子は通常付属しませんので、必ず購入ページでご確認ください)
  • 「なるべくリーズナブルに」、「省スペースで」、「生ピアノに近い感覚で弾ける電子ピアノが欲しい」という方に最適なモデルです。
    鍵盤やセンサーの仕組み、強弱の表現力に関してはよりハイエンドなモデルと同等で、ピアノを弾く上で必要な演奏方法にほぼ全て対応しています。
    ピアノを学ぶ上で最低限必要な機能が揃っているモデルと言えます。
    より細やかな表現、演奏感を求める方は、上位機種と比較してご検討ください。

    下位機種(F-120)との違い

    DP90はF-120と比べると、

  • 鍵盤が3センサーに
  • 88鍵全てで重さが変化
  • ペダルを踏み込むに従って重さが変化
  • 生ピアノと同様に1音だけ弾いた時も全ての弦の共振を再現
  • USBメモリでの曲再生/録音
  • と、特に基本的な演奏表現に大きく差があります。
    具体的には、連打性がグランドピアノ並みになり、スタッカートでの演奏が出来るようになります。
    鍵盤も生ピアノのように88鍵全てで重さの違う造りになります。
    また、ダンパーペダルも生ピアノのように、踏み込むに従って徐々に重く感じる造りになっています。

    USBメモリでの曲再生は、インターネットから曲をダウンロードして再生することが出来るので、好きな曲を弾くためにも、練習曲のお手本としても、スピードをゆっくりにして練習するのにも役立ちます。
    ピアノの基本性能と、それに伴う演奏表現として大きく違いが出るため、予算に余裕があれば、DP90を選びたいところです。特に、レッスンや発表会などでグランドピアノを弾く機会があるなら、DP90を選ぶべきでしょう。

    上位機種(LX-15)との違い

    LX-15は、DP90から比べると、

  • 鍵盤が2層構造の象牙調に
  • タッチが100段階で調整可能
  • 音色が幅広く、細やかに調整可能
  • 生ピアノに肉薄する奥行きと広がりのあるサウンド
  • と、大幅に性能アップします。
    価格差からしても単純に比較できる2モデルではなく、LX-15はそれほど省スペースでもありませんが、見た目重視でも妥協のないピアノをお考えの方はLX-15をご検討ください。

    バリエーション

    HP503

    同等の性能のスタンダードモデルです。
    奥行きが9cm大きくなり、スピーカーの性能が充実します。設置スペースに余裕がある場合はHP503がオススメです。
    鏡面仕上げのDP90Sに関しては、鍵盤だけ性能が向上し、HP503より良くなります。

    カラーバリエーション

    2色のラインナップと、鏡面仕上げが2色あります。通常色は1層の象牙調鍵盤、鏡面モデルは2層の象牙調鍵盤で、他の仕様は同じです。
    メーカーに在庫があれば、最短で5日後にはお手元に届きます。

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