KAWAI CA65の徹底解説、比較

KAWAI CA65

カワイの電子ピアノの主力モデル。
木製鍵盤を搭載し、その他の性能も充実しているモデルです。
前モデルCA63から大幅に性能アップしました。
2012年9月発売。


主な特徴

  • 強弱表現:無段階(元のピアノ音を強弱で複数音用意)
  • 鍵盤:3レベルセンサー 木製鍵盤 象牙調鍵盤 クリック感
  • ペダル:踏込を段階的に検出 広がり○ 踏み込みで徐々に重くなる
  • 音色数:60
  • 最大同時発音数:256
  • 曲再生:フルオーケストラ
  • その他機能:コンサートマジック
  • 付属品:高低椅子、ヘッドフォン
  • 「なるべく生ピアノに近い」、「木製鍵盤の電子ピアノが欲しい」という方に最適なモデルです。
    ピアノを弾く上で必要な演奏方法にほぼ全て対応しています。
    鍵盤、ペダル、音の鳴り方、全てを新しくアップグレードし、全てにおいて、こだわり抜いた電子ピアノです。

    スピーカーで鳴らした際に、より豊かな鳴りをお求めの方は上位機種と比較してご検討ください。

    下位機種(CA13)との違い

    CA65は、CA13から比べると、

  • 鍵盤がグレードアップ
  • 鍵盤のセンサーが3レベルに
  • ピアノの音がグレードアップ
  • ピアノ音の強弱表現が飛躍的にアップ
  • ペダルが踏み込むごとに重くなり、響きも豊かに
  • 音色が8⇒60音に
  • ピアノ全体での共鳴音の再現
  • 最大同時発音数が96⇒256に
  • コンサートマジック搭載
  • 曲をフルオーケストラで再生
  • USBメモリ対応
  • となります。木製鍵盤であることを優先してピアノとしての性能を削っているCA13に対し、CA65は総合的に生ピアノらしさを実現しています。

    具体的には、鍵盤がグレードアップ、センサーが3つに、ピアノ音と強弱表現がグレードアップし、鍵盤を離した際のノイズやピアノ全体での共鳴音も再現。
    細やかなタッチや豊かな鳴りによる音感の育成も期待できます。

    木製鍵盤であることを最優先してコストを抑えるならCA13、ピアノとして不足のない性能を求めるならCA65を選ぶと良いでしょう。

    上位機種(CA95)との違い

    CA95は、CA65から比べると、

  • 音色が60⇒80音に
  • 響板スピーカーを搭載し、圧倒的に豊かな鳴りを実現
  • となります。
    大きな違いはないように見えますが、響板スピーカーの表現力は、音を出してみると圧倒的に差が出ます。
    豊かに音が響くことはもちろん、ピアニッシモからフォルティッシモまで、表現したい強弱をしっかりと演奏することができます。

    スピーカーから音を出して演奏することを考えると、CA95は最も表現力のある電子ピアノだと言えます。

    スピーカーで演奏することの多い方はCA95を、ヘッドフォンで演奏することの多い方はCA65を選ぶと良いでしょう。

    前機種(CA63)との違い

    CA65は、CA63から比べると、

  • 鍵盤が新開発のものに
  • 鍵盤が3レベルセンサーに
  • 音色が新開発のものに
  • ペダルが新開発のものに
  • 最大同時発音数が192⇒256に
  • 音色を幅広く調整が可能に
  • と、大幅に性能がアップしています。
    どれもピアノの基本性能として、重要な性能アップになっていますので、前機種のCA63を特価で見ることもあるでしょうが、CA65がお勧めです。

    他メーカー同価格帯との違い

    YAMAHA CLP-470

    他メーカーと比較する際は、一番は音色と鍵盤のお好みを最優先するのが良いでしょう。
    カワイは強弱のはっきりした重厚感のある音色、ヤマハはすっきりとした演奏者視点での音色に調整されているように感じます。

    その上で機能を比較すると、

    CA65の優位点

  • コンサートマジック
  • フルオーケストラでの曲再生
  • CLP-470の優位点

  • 小音量での演奏時に弱い音を聴きやすくするIAC機能
  • と、なります。それほど大きな機能差はありませんので、鍵盤、音色のお好みでお選びください。
    強いて言えば、CA65の方が搭載音色が多く、USBメモリを利用した曲再生を楽しみたい方は、CA65が良いかもしれません。

    カラーバリエーション

    2色のラインナップがあります。
    メーカーに在庫があれば、最短で5日後にはお手元に届きます。

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