省スペースモデルの甘い罠

電子ピアノのような大きさのものをお部屋に置くのに際して、大きさは気になるところです。

横幅

電子ピアノは、生ピアノと同様に鍵盤を88個搭載しています。
これはどんな機種でも同じですので、フルサイズでも省スペースモデルでも横幅に大きな違いはなく、137㎝〜142㎝の間になります。
例外として、スタンドの取り外しの出来る機種だと132㎝からあるのと、ヤマハの上位機種で146㎝、カワイの上位機種で147㎝というものがあります。

この横幅は、電子ピアノを置く以上、必ずあけないといけないスペースですので、こちらは何とかなる場合が多いかと思います。問題は、奥行です。

奥行き

といいつつも、横幅をあけた以上、電子ピアノを置けない、という状態はあまりないでしょう。
省スペースモデルと、対応するフルサイズの機種の差は、7〜9㎝です。
一人暮らしのワンルームなどでなければ、実はそれほど大きな差ではない場合が多いのです。

省スペースモデルの盲点

最後に、省スペースモデルの盲点を幾つかご紹介します。

  • ピアノの上に楽譜などを置くスペースがない
  • 奥行がない分、椅子をしまおうとすると飛び出る
  • 楽譜を置くのに本棚を別に用意する場合、本棚のスペースは別に必要になります。
    また、椅子を毎回片付けるのなら良いのですが、そうでない場合、省スペースモデルは奥行きがない分、電子ピアノの下に椅子を押し込めようとしても、ある程度、飛び出してしまい、椅子まで含めた設置スペースは、実質、あまり変わりません。

    省スペースモデルは、サイズの都合上、スピーカーの性能が劣り、価格も高くなります。スペースの問題さえ解決できれば、フルサイズの機種を選びたいところです。

    省スペースモデルラインナップ

    YAMAHA
    CLP-S406B、CLP-S408PE

    ROLAND
    F120、DP90

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